非デザイナーのためのデザイン講座「パワポでデザインのクオリティを上げるテクニック」

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さて、デザイン講座もいよいよ終盤。

最後に「パワポでデザインのクオリティを上げるテクニック」をご紹介します。

「イラレやフォトショを使いこなせてすごいですね」ということを時々言われますが、これはちょっと論点が間違っているような気がします。イラレやフォトショの操作方法が分かっても、デザインの知識がないと質の高いクリエイティブは作ることができないからです。

一方で、ツールがPowerPointでも、デザインの知識をフル活用すれば、それなりのものを作ることができます。この講座を最初から最後まで受けていただいた皆さんであれば、クリエイティブが見違えることでしょう。

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いつも使い慣れているパワポでデザインができるのは嬉しいですね!

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まずはなんと言っても表を活用すること。IllustratorやPhotoshopで表を作るのは大変ですが、PowerPointでは一瞬です。

セルの上下左右のマージンを空け気味に統一してあげるとグッと見栄えが良くなります。

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同様に、図形も活用したいところ。

上の例のようにちょっとだけ透過させて重ねるとクオリティを高めることができます。

また、エクセルで作った円グラフなどをコピーして貼り付けるのもおすすめ。ちょっと色を変えてあげるだけで「エクセルっぽさ」がなくなります。

どんどんいきます。

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フロー図もおすすめです。どこからどう読み進めれば良いのか分からない資料が多いですが、流れを作ってあげるとこの問題は解決するでしょう。

もうちょっと踏み込んだ話は下記をご参照ください!

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「画像に白抜き文字」も鉄板のテクニックです。

画像が明るすぎて白抜き文字が目立たない場合は、文字自体にシャドーをかけてしまうと良いでしょう。

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画像がなくても、テキストをビジュアライズすることはできます。

飾り罫を敷いたり、テキストを他より大きくどーんと置くだけでもメリハリがつくでしょう。

テキストについては下記が詳しいです。

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一番効果的なのはこれ。素材サイトをフル活用することです。

理想はパーツを自作したりは一切せずに、あちこちから素材を引っ張ってきて置いていくだけで完成させること。今は商用利用できる素材サイトが充実しているので、本当に手間なく良いものが作れてしまいます。

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たたみかけましたね!

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これは大きな声では言えないですが、デザイン性の高い雑誌などからレイアウトや配色を拝借するのもおすすめです。一時期オリンピックのロゴなどで問題になりましたが、企画資料を作る上でプロの作品を参考にしても問題はないでしょう。

やはりプロのデザインから学ぶことは多いですし、学ぶは「まねぶ」から来ているとも言われるとおり、先達のまねをしているうちに自分の手数が増えていき、増えた手数をうまく組み合わせることでオリジナルは生まれていきます。

さて、本講座はこれにて閉幕です。お忙しい中本日は足をお運びいただき、ありがとうございました。

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ご清聴ありがとうございました!!

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課長代理、おつかれさまでした。すごく良かったですよ!

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ありがとう。いやぁ、やっぱり人前でしゃべると疲れるな…。

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それにしても課長代理、まるでデザイナーさんのようにお話をなさっていましたね。もともとデザインの仕事をなさっていたんですか?

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まぁそうだな。昔の話さ!

徳島さん!

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あ、桂山さん!

紹介します。私がいつもお世話になっている、ユニフォーム制作会社「ユニット株式会社」の社長でいらっしゃる、桂山社長です。つい一月前くらいに先代から代表の座を引き継がれたばかりなんですよ。

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どうも、徳島と申します。里平ともども、いつもお世話になっております。

桂山と申します。本日はご貴重なお話、ありがとうございました。終始うなりっぱなしでした…!

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とんでもないです。拙いお話で、お聞き苦しいところもあったかと思います。

長丁場の後でお疲れのところと思うのですが、実はご相談がありまして…。

場所を変えて、少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか?

里平さんのおっしゃったように、つい1か月ほど前、父から会社の経営権を引き継ぎました。ところが、早くも業績の見通しが悪いんです。

ユニフォーム制作を請け負う業態で、先代が築いた古い取引先がたくさんあって、これまで大きくはないものの、安定した売上を立ててくることができました。

ところが私が引き継いだ途端、取引先のいくつかが、他社と相見積もりにかけたいという話を持ち出してきたんです。他社もちょうど代替わりのタイミングだったり、もともとかなり無理をして取引いただいていたりしたようでして…。

最悪取引先を失うことになりますし、何とか免れても売上総利益は間違いなく減るだろうという状況です。

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なるほど、今が正念場なわけですね。

はい。ここは何とか既存の取引先に頼り切るのではなく、新規の取引先を開拓していかねばならない状況なんです。

しかし良くも悪くもこれまで古い取引先との関係で長く事業がうまくいっていたせいもあって、うちにはプロモーションや営業といったノウハウが一切ありません。

うちにはパートさんも含めると30人の従業員がいて、彼らの生活を保証するという役目が私にはあると思っています。

小さな会社ですので従業員の者も会社の危機を我が事のように受け止めてくれていて、飛び込み営業など、自主的にサービス残業をしてまで会社の立て直しに協力してくれています。しかし慣れない業務に疲弊してもいて、根性だけではどうにもならない壁を感じています。

そこで恥を忍んでお願いしたいのですが、徳島さん、あなたのデザインスキルと、アイキャッチャー株式会社の広告のノウハウで、我が社を救っていただけないでしょうか!

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ううん、なるほど…。

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課長代理、私からもお願いします! いえ、私もお力になります。

従業員の方々もそうですが、桂山さんはそれよりももっと――。

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分かりました。どれくらいお力になれるか分かりませんが、お引き受けしましょう。

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って、ええ!

「労働集約的な仕事はお前の業務じゃない」が口癖の課長代理が、二つ返事で引き受けますか…!?

ありがとうございます! 本当に、ありがとうございます!!


まとめ読みしたい、非デザイナーのためのデザイン講座シリーズ

1. 要素は揃えれば大体うまくまとまる!

2. 発注先のデザイナーには、とやかく言ったほうが得?

3. センスがなくてもデザインはできちゃう?

4. 視線誘導のテクニックがデザインの水先案内人!

5. 構図が “センス” と言われるものの正体?

6. デザインの足し算・引き算で余白をコントロールする

7. 写真素材を活かすも殺すもレイアウト次第!

8. テキストは写真と並ぶビジュアル要素になりうる?

9. 理論武装すれば配色も怖くない!


本記事で使われているイラストなどの素材は、『アイキャッチャー』内ですべて無償で配布されています!

ぜひあなたのメディア、ブログ、チラシなどでもご活用ください!